田んぼで育った稲穂の籾殻 & チューリップ植え作業に精魂込める年長児。
【米粒からお米つくり】の体験 / 年長児
今年も自然教育の一環として、つばめ組(年長児)さんが≪お米づくり≫に取り組みました。
5月:家から持ち寄った牛乳パックに黒土や赤土、腐葉土を混ぜた土を入れて、米粒を水に浸して発芽させてから優しく埋めて稲の苗を育てました。
夏の異常気象のため稲の苗は育ちませんでした。残念です。お米作りは、本当に難しいものです。
実りの秋です。そこで、田んぼで稲刈りをした稲穂の束を入手し、自分たちと同じ籾米(種)で生長した稲穂であることを伝えました。
「お米がいっぱいついてる。」とみんなが目を丸くさせました。
一本ずつ稲穂を手元に置きデッサン(鉛筆→割り箸墨汁→絵の具混色)を楽しみました。
後日、一本の稲穂に何粒の籾が実っているのか、指先で捥ぎながら数えてみました。
捥いだ一粒の米の籾の皮を指先で取り除き「白いお米にしよう。」と頑張りました。
なかなか上手く皮を剥がせません。
「むけたよ。」「しろいお米だよ。」
最後にみんなが捥いだ籾をペットボトルに入れて〝棒〟でついて籾殻をはがす(脱穀作業)実験をすることになりました。「こうすると、しろいお米になるの?」
つばめ組(年長児)さん:卒園記念に花鉢にチューリップの球根を植えました。
最初に植木鉢と花壇の雑草を取り除いて土を柔らかく解す作業をします。
友だちとの共同作業です。協力して広い場所に植木鉢を運び出す作業から取り掛かりました。
「こっちがいいんじゃない。」
「いっしょに、はこぼうか。」
「もてるかな~」
「だいじょうぶ?」
「これは、ぼくたちがもってあげるよ。」
子どもたちは一生懸命に花壇と花鉢の雑草を抜きました。
雑草を指先で摘まむように次々に抜いています。
小さな畑のような土になりました。
「お芋ほりと、はんたいだね!」と指先の汚れを気にする様子も見せず球根を植えています。
奥深く埋め込まないように植えました。
花鉢の雑草も綺麗に抜きました。「やったね。」とやりがいを感じる様子に子どもたちのチューリップを咲かせたい気持ちの一途さと心が伝わってきました。
みんなで丁寧に心を込めて植えました。
はと組(年中児)さん
先々週(16日)のことです。
つばめ組(年長児)さんが卒園記念に植えてくれるチューリップの球根に触れて観察画を描きました。
「この球根には、何色の花が眠っているのかな?」と4月を楽しみにして描きました。
冬の寒さを乗り越えられますように、寒さにやられませんように、優しく水やりをしたり球根の周りの土を解して太陽の光を当ててあげたり、みんなで毎日声を掛けてあげましょうね。
植物は、人の足音と声で育つとさえ言われています。